

このブログでは、管理会社の“リアルな一日”を、少しゆるめにお届けします。「これから不動産業界で働いてみたい」「管理会社って何してるの?」そんな方に、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。
入居者さんから「玄関のドアが閉まりにくいんです」と電話がありました。
「また蝶番かな」と思いながら、工具箱を持って現場へ。
こういう“ちょっとした不具合”は日常茶飯事です。
現場に着くと、若いご夫婦が玄関先で待っていました。
奥さんは赤ちゃんを抱っこしながら「すみません、何度も閉め直しても引っかかっちゃって…」と申し訳なさそうです。
ドアを確認すると、少し歪んでいて、風の影響で勢いよく閉まってしまうようでした。
蝶番を調整して、締まり具合を直すだけの簡単な作業でした。
10分ほどで終わったのですが、そのあと奥さんが「本当に助かりました」と何度も頭を下げてくれたんです。
仕事をしていてお礼を言われるのはとてもうれしいことです。
正直、この仕事をしているとクレームも多く、感謝されることばかりではありません。
時には「まだ直らないの?」と厳しい言葉を受けることもあります。
でも、このとき改めて思ったんです。
私たちがやっているのは“物件の管理”じゃなくて、“人の暮らしを支える”仕事なんだって。
会社に戻る車の中、窓の外を流れる景色を見ながら今日も良い一日だと思った。
誰にでもできそうな小さな対応でも、
その人の生活の中では大きな安心につながっている。
「管理の仕事」って、地味で見えづらいけれど、確かに誰かの役に立っているんですよね。
就業終了前になって報告書を書きながら、ふと思いました。
自分がトラブル対応で現場に行くのは、“困っている人のところへ行ける仕事”だからこそです。
大変なときもあるけれど、「人の安心に触れられる」瞬間があるから、続けていけるんだと思います。
この先もまた、どこかで小さなトラブルが起きるでしょう。
でも、そんな一つひとつの出来事が、
私に“人と向き合う大切さ”を教えてくれている気がします。
それがこの仕事の、いちばんの魅力かもしれません。
仕事終わりには、さーて!明日も頑張るぞ!って思える仕事です。大きいトラブルが無ければ…
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