修繕を先送りすると、あとで一番つらくなる

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このブログでは、不動産会社の“リアルな一日”を、一般視点から少しゆるめにお届けします。「これから不動産業界で働いてみたい」「管理会社って何してるの?」
そんな方に、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

修繕の相談をしていると、
よく聞く言葉があります。

「今回は、まだ大丈夫ですよね」

この言葉自体が、
悪いわけではありません。

本当に、
少し様子を見ていいケースもあります。

でも、
管理の現場で見てきた限り、
先送りが積み重なると、
一番つらくなるのはオーナーさま
です。

今日は、
その話を正直に書きます。

以前、
築年数がかなり経った物件を
管理していました。

小さな不具合が、
少しずつ出ていました。

給湯器の調子が悪い。
配管から異音がする。

でも、
オーナーさまは、
「もう少し様子を見たい」
という判断を続けました。

気持ちは、
よく分かります。

修繕費は、
できれば出したくない。

できることなら、
来月に。
来年に。

そう思います。

ところが、
ある日、
入居者さまから
緊急の連絡が入りました。

給湯器が完全に止まり、
お湯が出ない。

急いで業者を手配しましたが、
結果は、
即交換

しかも、
急ぎ対応。

費用は、
当初の見積もりより
高くなりました。

さらに、
入居者さまは、
不満を感じ、
数か月後に退去。

空室期間が生まれ、
募集費用もかかりました。

修繕を先送りした結果、
・修繕費
・空室損
・精神的な負担

すべてが、
重なりました。

この流れは、
決して珍しくありません。

小さな修繕を、
「もう少し後で」
と繰り返すと、
選択肢が減っていきます。

緊急対応になると、
・業者を選べない
・金額交渉ができない
・時間に追われる

結果、
コストも、
ストレスも、
増えます。

もう一つ、
先送りの怖さがあります。

それは、
入居者満足度の低下です。

住んでいる側は、
小さな不具合でも、
毎日感じます。

お湯の出が悪い。
水圧が弱い。

こうした積み重ねが、
「住みにくい」という印象になります。

退去理由に、
はっきり書かれなくても、
影響は出ています。

管理スタッフとして、
思うことがあります。

修繕を先送りするかどうかは、
「お金」ではなく、
時間との交換です。

今、少しお金を出すか。
あとで、
もっと大きな負担を出すか。

どちらを選ぶか。

長期保有をしているオーナーさまは、
この感覚を
自然に理解しています。

だから、
致命傷になる前に、
手を打ちます。

完璧を目指していません。

でも、
「壊れきる前」に
判断しています。

管理の現場で見ていると、
この差は、
年数が経つほど、
はっきり出ます。

修繕を先送りし続けた物件ほど、
ある日、
一気に問題が噴き出します。

そして、
一番つらいタイミングで、
大きな出費になります。

だからこそ、
修繕が怖いと感じる方ほど、
一度立ち止まって、
考えてほしいのです。

「これは、
本当に先送りしていい修繕か」

この問いを、
管理会社と一緒に考える。

それが、
長期保有を楽にする一歩です。

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この記事を書いた人

不動産業界で勤続12年目です。今までに賃貸、管理、収益売買など幅広い業務を経験してきました。
宅地建物取引士の資格を持ち、賃貸不動産経営管理士としての専門知識を有しています。
細かい内容はぼかしながら、賃貸物件の管理、不動産取引、収益物件の売買など、多岐にわたる業務のリアルを発信していきます。
顧客との信頼関係を大切にし、効果的な問題解決と優れたサービス提供を通じて、不動産取引の成功をサポートしていきます。

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