退去立ち会いと修繕対応の一日

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このブログでは、不動産会社の“リアルな一日”を、一般視点から少しゆるめにお届けします。「これから不動産業界で働いてみたい」「管理会社って何してるの?」
そんな方に、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

今日は朝から退去立ち会いが二件。

11月、12月の時期は引っ越しが多くて、正直ちょっとバタバタします。

一件目は、3年ほど住んでくださったご夫婦のお部屋。

鍵を受け取りながら「お世話になりました」と言われた瞬間、
「ああ、この方たちの生活を見守ってきたんだな」と少ししみじみしました。

立ち会いでは、壁紙の傷や床の汚れ、設備の動作確認などを丁寧にチェックしていきます。

お客様にとっては“最後のやり取り”になるので、
できるだけ笑顔で、納得してもらえるように説明することを心がけています。

小さな傷を見つけたときに「これは経年劣化ですね」と伝えると、
「よかった、安心しました」とほっとした表情を見せてくれました。

その瞬間、少し疲れがふっと軽くなるんですよね。

時には汚損、破損を指摘しなくてはいけない場合もあります。

退去の立ち合いは入居者様側でもオーナー様側でもなく、常に中立で考える必要があります。

午後は修繕の対応。

退去後の部屋は、すぐに次の入居に向けて準備を進めます。

壁紙の張り替え、ハウスクリーニング、設備の交換。

ひとつひとつは地味な作業ですが、
仕上がった部屋に入ったときの「きれいになったなぁ」という感覚が好きです。

誰かの“新しい生活”のスタートを、裏側から支えているんだと思うと、
この仕事のやりがいを強く感じます。

退去後のお部屋は、退去する前より募集を出す場合がほとんどで、確認後の早めの原状回復やリフォームが必要なんです。

夕方、現場から事務所に戻ると、次の入居者さんの申込書が届いていました。

「この部屋、気に入ってもらえたんだ」と思うと、自然と口元がゆるみます。

退去と入居。終わりと始まり。

そのどちらにも関われるのが、不動産管理の仕事の面白さかもしれません。

一日が終わるころには、体はくたくたです。

でも、退去立ち合いした部屋の写真を見ながら「また新しい人がここに暮らすんだな」と思うと、
なんだか胸の奥が温かくなります。

今日もたくさんの“暮らしの引き継ぎ”に立ち会えた一日となりました。

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この記事を書いた人

不動産業界で勤続12年目です。今までに賃貸、管理、収益売買など幅広い業務を経験してきました。
宅地建物取引士の資格を持ち、賃貸不動産経営管理士としての専門知識を有しています。
細かい内容はぼかしながら、賃貸物件の管理、不動産取引、収益物件の売買など、多岐にわたる業務のリアルを発信していきます。
顧客との信頼関係を大切にし、効果的な問題解決と優れたサービス提供を通じて、不動産取引の成功をサポートしていきます。

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