このブログでは、不動産会社の“リアルな一日”を、一般視点から少しゆるめにお届けします。「これから不動産業界で働いてみたい」「管理会社って何してるの？」
そんな方に、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。
「不動産管理の仕事って、具体的に何をしているんですか？」
そう聞かれること、実はとても多いんです。
外から見ると、管理担当者の仕事って少し地味に見えるかもしれません。
でも実際は、毎日が人と建物をつなぐ現場対応の連続です。
私の一日は、朝のメールチェックから始まります。
入居者さんからの問い合わせ、オーナー様からの相談、 夜のうちに届いた修繕依頼などを一件ずつ確認していきます。
たとえば「水漏れが起きた」「エアコンの効きが悪い」など、 小さなことでも放っておけません。
一件一件の連絡が、誰かの困ったのサインだからです。
午前中は現場対応が中心。
修繕立ち会い、清掃業者さんとの打ち合わせ、 時にはオーナー様と一緒に物件を見に行くこともあります。
現場に立つと、建物のコンディションや空気の変化を肌で感じられる。
これがデスクワークにはない現場のリアルです。
午後は、報告書作成や入居・退去の調整などの事務作業。
写真をまとめて報告を送ったり、修繕見積もりを確認したり。
一見単調に見えても、ここが一番神経を使うところです。
数字のミスひとつで信頼を損ねてしまうこともあるから。
そして夕方には、再び物件の巡回。
エントランスの清掃状況、照明の点灯、ゴミ置き場の様子――。
ほんの少しの変化が、建物の健康状態を教えてくれます。
私たちの仕事は、そうした小さな変化に気づくことから始まるんです。
一日を終える頃には、メールフォルダも頭の中もパンパン。
でも、ふと立ち止まると感じるんです。
「今日も誰かの暮らしを少しでも快適にできたかな」と。
それが、管理担当者としてのやりがいです。
管理の仕事は、誰かの生活を支える裏方の仕事です。
派手さはなくても、毎日積み重ねる小さな気づきと対応が、 安心して暮らせる環境をつくっています。
今日もまた、建物と人の間に立ち、静かに現場を見守っています。
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