埼玉県北部の不動産投資とは?熊谷・行田・深谷の特徴とエリア選び

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北関東エリアと合わせて検討されることが多い、埼玉県北部の不動産投資について解説します。埼玉県北部は行政区分としては首都圏に含まれますが、地価水準や賃貸需要の面では栃木県・群馬県と近い特性を持つ独特のエリアです。

この記事では、熊谷市・行田市・深谷市・本庄市を中心とした埼玉県北部の産業構造や交通インフラ、エリアごとの特徴を整理します。北関東エリア全体の考え方については北関東の不動産投資とは?もあわせてご覧ください。

目次

埼玉県北部とはどのエリアを指すのか

埼玉県北部は、一般的に熊谷市・本庄市・深谷市・行田市を中心に、美里町・神川町・上里町・寄居町などを含むエリアを指します。利根川と荒川に挟まれた地域で、上越新幹線・JR高崎線・国道17号が並行して走っており、この幹線交通を軸に熊谷市・深谷市が県北地方の経済・文化の中心都市として発展してきました。

首都圏の一部でありながら、栃木県・群馬県と隣接し、地理的にも経済的にも北関東との結びつきが強いエリアです。

埼玉県北部の産業構造と賃貸需要への影響

自動車・食品・医薬品関連産業の集積

埼玉県北部は、自動車関連産業、食品産業、医薬品関連産業の集積を県の産業振興計画でも重点エリアとして位置づけています。埼玉県は医薬品生産額が全国1位という強みを持ち、こうした産業基盤が県北エリアの雇用を下支えしています。深谷市の本庄新都心地区などでは、研究開発・産業業務機能の集積も進められています。

肥沃な土地を活かした農業地帯としての性格

埼玉県北部は全体的に肥沃な土地に恵まれ、県内有数の農業地帯としても知られています。深谷市はネギの一大産地としても有名です。製造業だけでなく、農業関連の産業構造を持つ点も、他の北関東エリアと共通する特徴です。

埼玉県北部の交通インフラ

新幹線通勤という選択肢

熊谷駅は上越新幹線・北陸新幹線の停車駅で、新幹線を利用すれば東京駅まで約40分というアクセスの良さが特徴です。在来線(湘南新宿ライン・高崎線)を利用した場合は東京都心まで約1時間10分程度かかりますが、新幹線を使えばその半分程度の時間で移動できます。熊谷市では新幹線通勤者向けの補助金制度も設けられており、東京都心への通勤圏として選ばれるケースも増えています。この「新幹線通勤圏」という特性は、都内から埼玉県北部への入居者需要を考えるうえでも重要なポイントです。

関越自動車道・国道17号

関越自動車道や国道17号(中山道)が地域を貫いており、車移動を中心とした生活基盤が整っています。物流・産業の拠点としての機能も持ち、圏央道の整備により交通網はさらに充実しています。

埼玉県北部内のエリアごとの特徴

埼玉県北部の中でも、エリアによって産業構造や街の性格が異なります。各エリアの詳細な賃貸需要・現地確認ポイントは、今後市区町村別の記事で個別に解説していく予定です。

熊谷エリア(県北の中心都市・新幹線通勤圏)

荒川と利根川の間に広がる、埼玉県北部の中心都市です。新幹線通勤という選択肢があることから、都内勤務者の入居需要も見込めるエリアとされています。一方で、都心へのアクセスの良さは家賃水準にも影響するため、周辺相場の確認が欠かせません。

深谷エリア(産業集積・中山道の宿場町)

ネギの産地として知られる一方、本庄新都心地区を含む産業集積エリアとしての性格も持っています。実業家・渋沢栄一の出身地としても知られ、中山道の宿場町としての歴史ある街並みも特徴です。

行田・本庄エリア(歴史的な街並みと産業のバランス)

行田市は忍城の城下町として知られ、市南部のさきたま古墳群周辺は「埼玉」の県名発祥の地とされています。本庄市は東京から約80キロメートル圏に位置し、自然災害が少なく水と緑豊かな環境が特徴です。両市とも、歴史的な観光資源と、産業集積による雇用基盤の両方を持つエリアです。

埼玉県北部で不動産投資をする際の注意点

埼玉県北部は首都圏に含まれる一方、実際の生活圏・賃貸需要の性格は北関東の他エリアと近いため、「埼玉県だから都心並みの需要がある」と単純に考えないことが重要です。特に新幹線通勤圏として注目される熊谷市周辺と、それ以外の郊外エリアとでは、賃貸需要の性格が異なる点に注意が必要です。

また、関越自動車道・国道17号沿いなど車移動が中心となる地域も多いため、駐車場の確保状況は必ず確認したいポイントです。詳しくは地方不動産投資で駐車場が重要な理由と、必要台数の考え方で解説しています。

物件を実際に見に行く際のチェック項目は地方の高利回り物件は現地調査が成功のカギ、そもそも需要が読めるエリアかどうかの見極め方は地方不動産投資は「需要が読めるエリア」を選ぶで解説しています。首都圏から通いやすいという点では、北関東不動産投資は東京在住者に最適?もあわせて参考にしてください。

よくある質問

埼玉県北部は首都圏と地方、どちらの性格が強いですか?

行政区分としては首都圏に含まれますが、地価水準や生活圏という意味では、栃木県・群馬県と近い性格を持つエリアです。「首都圏だから」と単純に判断せず、実際の賃貸需要を確認することをおすすめします。

熊谷市の新幹線通勤圏という特徴は、投資判断にどう活かせますか?

都内勤務者にとって通勤圏として選ばれる可能性がある点はプラス材料ですが、駅からの距離や新幹線利用の実際の負担(費用・所要時間)によって需要の強さは変わります。駅周辺かどうかで賃貸需要が大きく変わる点には注意が必要です。

埼玉県北部でも車は必要ですか?

熊谷・深谷などの駅周辺はある程度公共交通機関で生活できますが、エリア全体としては車移動が中心の地域も多いのが実情です。物件の駐車場事情は必ず確認しておきたいポイントです。

まとめ

埼玉県北部は、首都圏に属しながら北関東と近い特性を持つ、独特な立ち位置のエリアです。新幹線通勤圏という強みを持つ熊谷市を中心に、深谷・行田・本庄など、それぞれ異なる産業基盤と街の性格を持っています。「埼玉県だから」ではなく、エリアごとの特徴を理解したうえで検討することが大切です。

次は、気になるエリアから市区町村単位で詳しく見ていくことをおすすめします。

北関東エリア別ガイド

エリアが絞れてきたら、収益物件かんたん収支シミュレーションで利回りや返済額を試算してみてください。

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この記事を書いた人

ときどのアバター ときど 宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士

北関東の不動産会社で12年間、賃貸・管理・収益物件の実務に携わる。栃木・群馬・茨城・埼玉北部の収益物件について、空室・修繕・融資・売却まで、利回りの数字の裏側を現場目線で解説しています。

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