茨城県の不動産投資とは?水戸・つくば・日立の特徴とエリア選び

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北関東の中でも茨城県に絞って不動産投資を検討し始めた方も多いのではないでしょうか。茨城県は、研究学園都市であるつくば、県庁所在地の水戸、港湾・工業都市の日立・鹿嶋など、エリアごとに性格が大きく異なるのが特徴です。

この記事では、茨城県全体の産業構造や交通インフラの特徴と、エリアごとの違いを整理します。北関東エリア全体の考え方については北関東の不動産投資とは?もあわせてご覧ください。

目次

茨城県の基本データ

茨城県は関東地方の北東部に位置し、太平洋に面した唯一の北関東エリアです。県庁所在地は水戸市で、県内は大きく分けて県央(水戸周辺)、県南(つくば・土浦周辺)、県北(日立周辺)、鹿行(鹿嶋周辺)といったエリアに分けて考えられることが多く、それぞれ産業構造も異なります。

茨城県の産業構造と賃貸需要への影響

常陸那珂港を中心とした物流・工業拠点

茨城県には、日立港区・常陸那珂港区・大洗港区を統合した「茨城港」があり、北関東地域の経済・交流活動を支える物流・産業拠点として重要性を高めています。常陸那珂港周辺には、ひたちなか市を中心に広大な工業団地が整備されており、東北自動車道とも直結していることから、北関東各県からのアクセスにも優れています。こうした港湾・工業エリアの周辺では、物流・製造業に従事する層の賃貸需要が見込まれます。

つくばの研究学園都市としての性格

つくば市は、筑波大学をはじめとする多数の研究機関が立地する研究学園都市として計画的に開発されてきたエリアです。研究者・大学関係者を中心とした独自の賃貸需要があり、他の北関東エリアとは異なる客層を持つ点が特徴です。

日立・鹿嶋の製造業

日立市は日立製作所発祥の地として知られ、製造業を中心に発展してきました。鹿嶋市周辺は鹿島臨海工業地帯として鉄鋼業などが集積し、港湾を活かした重工業が根付いています。

茨城県の交通インフラ

つくばエクスプレス

つくばエクスプレス(TX)は、つくば駅から秋葉原駅まで最速45分というアクセスの良さが特徴で、2005年の開業以降、つくば市を中心に沿線の宅地開発が進みました。都内への通勤・通学のしやすさは、つくばエリアの賃貸需要を考えるうえで重要な要素です。

常磐線・水戸線

水戸市・日立市方面は常磐線でつながっており、県央・県北エリアの移動を支えています。水戸線は水戸と小山(栃木県)を結んでおり、県境をまたいだ移動にも利用されています。

東北自動車道との直結

常陸那珂港は東北自動車道と直結しており、宇都宮など栃木県内の企業にとっても物流拠点として活用されています。北関東3県をまたいだ物流ネットワークの要となっている点は、茨城県ならではの強みです。

茨城県内のエリアごとの特徴

茨城県は、他の北関東エリア以上にエリアごとの性格の差が大きい県です。各エリアの詳細な賃貸需要・現地確認ポイントは、今後市区町村別の記事で個別に解説していく予定です。

水戸エリア(県庁所在地・県央の中心)

茨城県の行政の中心で、常磐線・水戸線が交わる交通の結節点でもあります。県央エリアの中心として、安定した賃貸需要が見込まれます。

つくばエリア(研究学園都市・TX沿線)

研究機関・大学関係者を中心とした独自の需要構造を持つエリアです。TX沿線という都心へのアクセスの良さから、他の北関東エリアとは異なる家賃水準・入居者属性になる傾向があります。

日立・ひたちなかエリア(県北・港湾工業地帯)

日立製作所発祥の地である日立市と、常陸那珂港を擁するひたちなか市を中心に、製造業・物流業に従事する層の賃貸需要が見込まれるエリアです。

鹿嶋エリア(鹿行・鉄鋼業と港湾)

鹿島臨海工業地帯を中心とした鉄鋼業などの重工業が根付くエリアです。港湾を活かした産業構造という点で、日立エリアと共通する性格を持ちます。

茨城県で不動産投資をする際の注意点

茨城県は他の北関東エリア以上にエリアごとの性格差が大きいため、「茨城県だから」と一括りにせず、水戸・つくば・日立・鹿嶋のどのエリアに近いかを明確にしたうえで検討することが重要です。特につくばエリアは研究学園都市という特殊な事情があるため、他エリアの相場観をそのまま当てはめないよう注意が必要です。

また、港湾・工業エリア周辺や郊外は車移動が中心となる地域も多いため、駐車場の確保状況は必ず確認したいポイントです。詳しくは地方不動産投資で駐車場が重要な理由と、必要台数の考え方で解説しています。

物件を実際に見に行く際のチェック項目は地方の高利回り物件は現地調査が成功のカギ、そもそも需要が読めるエリアかどうかの見極め方は地方不動産投資は「需要が読めるエリア」を選ぶで解説しています。

よくある質問

茨城県で不動産投資をするなら、どのエリアがおすすめですか?

水戸は県央の安定した需要、つくばは研究学園都市ならではの独自需要、日立・鹿嶋は製造業を中心とした需要というように、エリアごとに性格が異なります。ご自身が重視するポイント(安定性・利回り・将来性など)によって、適したエリアは変わります。

つくばエリアは他の茨城県内エリアと同じように考えていいですか?

つくばエリアは研究学園都市という特殊な成り立ちを持ち、研究者・大学関係者を中心とした独自の賃貸需要があります。他エリアの家賃相場や入居者属性をそのまま当てはめず、個別に確認することをおすすめします。

茨城県も車がないと生活できませんか?

水戸・つくばなど中心部はある程度公共交通機関で生活できますが、港湾・工業エリア周辺や郊外は車移動が中心の地域も多いのが実情です。物件の駐車場事情は必ず確認しておきたいポイントです。

まとめ

茨城県は、水戸・つくば・日立・鹿嶋と、エリアごとに産業構造も街の性格も大きく異なる県です。「茨城県だから」ではなく、どのエリアの特性に近いかを理解したうえで検討することが大切です。

次は、気になるエリアから市区町村単位で詳しく見ていくことをおすすめします。

北関東エリア別ガイド

エリアが絞れてきたら、収益物件かんたん収支シミュレーションで利回りや返済額を試算してみてください。

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この記事を書いた人

ときどのアバター ときど 宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士

北関東の不動産会社で12年間、賃貸・管理・収益物件の実務に携わる。栃木・群馬・茨城・埼玉北部の収益物件について、空室・修繕・融資・売却まで、利回りの数字の裏側を現場目線で解説しています。

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