オーナー様と一緒に進める物件改善の工夫

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このブログでは、不動産会社の“リアルな一日”を、一般視点から少しゆるめにお届けします。「これから不動産業界で働いてみたい」「管理会社って何してるの?」
そんな方に、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

物件の改善は、管理の仕事の中でもやりがいを感じる場面のひとつです。

でもそれは、私たちだけの判断で進めるものではありません。

オーナー様と一緒に考え、悩み、決めていく――。

そこに、この仕事の人間らしい面白さがあります。

改善の相談をいただくとき、まず大切にしているのは、「現場を一緒に見ること」です。

図面や写真だけでは伝わらない建物の息づかいがあります。



たとえば、共用灯の明るさや通路の印象、入居者さんの動線。

実際に立ってみると、数字では測れない「ここが少し暗いですね」「この角は風通しが悪いですね」といった気づきが生まれます。

オーナー様と現場を歩きながら、意見を交わす時間が一番好きです。

その中から、改善の方向性が自然と見えてくることが多いんです。

もう一つ意識しているのは、「提案を見える化すること」

ただ「ここを直しましょう」と言うだけでは伝わりにくい。

だから私は、現場写真にコメントを書き込んだり、 費用対効果を表にして比較したりして、オーナー様が判断しやすいように工夫しています。

「これならわかりやすいね」と言ってもらえると、 単なる修繕提案ではなく、一緒に考えるプロセスになっていると感じます。

そして最後に大切なのは、「入居者の声を反映すること」です。

建物の改善は、入居者さんの満足度と直結しています。

たとえば、「洗濯物が乾きにくい」という声が多ければ、 風通しの改善や物干しスペースの見直しを提案します。

オーナー様にとっては投資でも、入居者さんにとっては快適さの向上。

そのバランスを取るのが、管理担当者の腕の見せどころです。

先日、共用部の照明をLEDに変更した物件がありました。

夜になると建物全体が少し明るくなり、 オーナー様から「なんだか新築みたいに見えるね」と言われたとき、 本当に嬉しかったです。

小さな改善でも、確かな変化を感じられる瞬間。

それが、この仕事のご褒美です。

 

物件改善は、オーナー様と管理会社が同じ未来を描くための時間です。

建物の価値を守るだけでなく、入居者さんの笑顔を増やすために――。

今日も現場で、オーナー様と肩を並べながら「次の一手」を考えています。

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この記事を書いた人

不動産業界で勤続12年目です。今までに賃貸、管理、収益売買など幅広い業務を経験してきました。
宅地建物取引士の資格を持ち、賃貸不動産経営管理士としての専門知識を有しています。
細かい内容はぼかしながら、賃貸物件の管理、不動産取引、収益物件の売買など、多岐にわたる業務のリアルを発信していきます。
顧客との信頼関係を大切にし、効果的な問題解決と優れたサービス提供を通じて、不動産取引の成功をサポートしていきます。

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